こんにちは。ござるです。
今回は「公務員試験の面接で一発アウトな発言」について解説していきたいと思います。
えっ!面接で一発アウトな発言なんてあるの!?
って思いますよね。
安心してください。一発アウトといっても、
特定の発言をしたので、
一発レッドカード、即退場、お帰りください。
みたいな感じにはなりません(笑)
ただ、やっぱり面接での自分の発言には注意してほしくて
内容によっては、面接官から大きなマイナスの評価をつけられてしまうものもあるんですね。
なので、今回は「面接でやってはいけない発言」をまとめました。これを見て、本番では「減点のない面接」を目指しましょう!
公務員の面接でやってはいけない発言
1 民間企業のことを悪く言う
まず、1つ目は「民間企業のことを悪く言う」です。
いやいやそんなの言うわけないよー
と思うかもしれませんが、
面接官からよく聞かれる質問に
なぜ民間企業ではなく公務員を志望したのですか?
というものがあります。
この質問の回答で、民間企業のことを悪く言ってしまう受験生がいるんですね。
よくあるのが
自分たちの会社の利益を追求をする民間企業よりも、幅広く社会に貢献する公務員に魅力を感じたので志望しました。
と言ってしまう回答です。
利益を追求する民間企業が「悪」みたいなニュアンスが入ってるのが問題ですね。
日本は資本主義社会である以上、企業が利益を追求するのは当然のことです。
企業は、あげた利益を税金として納めてくれていますし、行政活動に関わって事業を行ってくれていたりします。
つまり、民間企業の存在があってこそ、公務員の仕事が成り立っているわけですね。
なので、「民間企業を悪く言う」のは、こうした行政活動や経済の原理をわかっていないと見られてしまいます。
「なぜ民間企業ではなく公務員を志望したのですか?」の回答には、民間企業を下げずに
- 「公務員にしかできない〇〇な仕事に魅力を感じた」
- 「地域の発展に様々な分野から関わりたいと思った」
などといった切り口から考えるのがオススメです。
2 やりたい仕事がひとつしかない
2つ目は「やりたい仕事がひとつしかない」です。
特に行政職を志望する受験生に気をつけてもらいたい発言です。
面接官からやりたい仕事を聞かれ、ひとつ答えたあとに
その他にやってみたい仕事はありますか?
と聞かれたときですね。
他にやりたい仕事はありません!
と回答してしまうと、大きなマイナスです…
公務員(特に行政職)の仕事は多岐にわたるので、一つの分野の仕事にしか興味がないと困るんですね。
面接官からすれば
この人は希望の部署に配属されなかったら、真剣に業務に取り組まなかったり、すぐに辞めたりするんでは?
と勘ぐっちゃいます。
なので、面接に挑むときは、複数のやりたい仕事を言えるように準備しておいてください。
3 バランス感覚がない回答をする
3つ目は、「バランス感覚がない回答をする」です。
面接を受けるにあたって「公務員のバランス感覚」を理解することはとても大切です。
「バランス感覚」とはどういうことかというと
例えば、面接官から
窓口にクレーマーが来たらどう対応しますか?
という質問がきたとします。そこで
納得してくれるまで、真剣に話を聞きます
などと回答をすると、「バランス感覚がないな」と思われてしまいます。
確かに住民が第一なので、丁寧に聞くことは大切です。
しかし、クレーマーが延々と話すばかりで帰る素振りを見せない様子なら、釈然とした態度で話を切り上げる選択も必要になってきます。
ずっと話を聞いてたら、自分の業務が進まないですよね。
時と場合によっては、住民の満足度だけでなく、業務の効率性も考えなくてはダメなんですね。
また、クレーム対応の質問に
とりあえず謝ります!
という回答もNGです。
謝罪すれば、相手の怒りも収まって一件落着に思えそうですが、
覚えておいてほしいのは
ことになるということです。
なので、何でもかんでも謝るというよりは
まず、「こちら側に非があるかどうか」を見極めて、謝るとしても「非がある部分」だけに限定して謝る必要があります。
こうした「バランス感覚」は、仕事を経験していない受験生にとっては難しい部分でもありますが、覚えておいてほしいです。
4 組織でやっていけなさそうな発言をする
4つ目は「組織でやっていけなさそうな発言をする」です。
公務員の仕事は、「個人」で完結するものではなく、色々な人と関わり合いながらやっていく必要があります。
当然、「組織」の中で上手くやれる人じゃないとダメなんですね。
面接官から
人間関係で苦労したことはありますか?
という質問が聞かれたとします。調整力や協調性を見る質問です。
これに対して
人間関係で苦労したことはありません!
いつも人間関係は良いです!
なんて言われると
一つぐらいあるでしょ!
と面接官はツッコみたくなります。
苦労をしてこなかったというのはプラス評価にはなりません。
むしろ「人間関係で多く苦労したが、それを上手く乗り越えてきた」と言われた方が評価は良いですね。
「苦労が人を成長させる」わけで、そういった経験をした人の方が「組織でやっていける」と判断されます。
他には、「面接での会話が噛み合わず、キャッチボールにならない」のも気をつけるべきですね。
面接であろうとも、人間の1対1の会話なので、「聞かれたことに対して答える」のは徹底してほしいです。
いやーそんなの誰でもできるよー
って思うかもしれませんが、本番は緊張するので、
結論から言わず、ダラダラとしゃべったり、聞かれてもいないことを言ってしまったりする人が結構いるんです。
面接で最も重要なことです。
5 最後の質問に「特にありません」と答える
面接の最後に面接官から
最後に何か言いたいことはありますか?
だったり
最後に何か質問はありますか?
と聞かれることがあります。
そんな時に
特にありません!
と答えてしまう受験生。
チョー残念です!
せっかくのチャンスを台無しにしてしまっています!
面接最後の「何かありますか系質問」に対して、なんて答えたらいいかわからないという気持ちもわかります。
ここでの回答に正解はありませんが、一つ言えることは「熱意をアピールするために何か話すべき」だと言うことです。
面接官からすれば、アピールするチャンスをあげているのに、それを自ら無駄にしているので
この受験生は熱意がないのかな
と勘ぐってしまいます。
良いと思う回答例
- 仕事のやりがいや魅力を聞いてみる
- 仕事で大変だと感じることを聞いてみる
- 最後に念押しで熱意をアピールする
なんかですね。
他にも自分が聞いてみたいことは思い切って聞いてみたら良いと思います。
面接の場ですが、先輩職員と話せる貴重な機会と捉えて、今後の自分のためになりそうなことを聞いてみてください。
まとめ
公務員の面接でやってはいけない発言
- 民間企業のことを悪く言う
- やりたい仕事がひとつしかない
- バランス感覚がない回答をする
- 組織でやっていけなさそうな発言をする
- 最後の質問に「特にありません」と答える
記事は以上になります。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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