こんにちは。ござるです。
国家一般職の受験生の中には
とにかく受かりやすいところを知りたい
と思っている人もいると思います。
なので、今回は、「国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁」について解説します。
私自身の経験やネットの意見も交えながら、紹介します。
もちろん、情報は完全に正確とは限りませんが、少しでも参考になれば幸いです。
国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁の特徴
1.不人気官庁
まず、受かりやすい官庁の特徴として、「不人気官庁」であることが挙げられます。
不人気=ライバルが減るので、受かりやすくなるのは当然ですよね。
では、いったいどんなところが不人気なのか。下記にまとめてみました。
転勤の範囲が広い・勤務地が田舎
国家一般職の出先機関の傾向として、転勤の範囲が広かったり、勤務地が田舎のところは不人気です。
転勤の範囲が広いところが不人気なのは
- ずっと地元で働きたい
- 将来のためにも転勤はあまりしたくない
と思っている受験生が多いからです。
なので、近年、地方公務員のほうが国家公務員より人気があったりします。
国家一般職の出先機関で言えば
- 法務局
- 労働局
- 検察庁
などが都道府県に1つはあるので、転勤の範囲が狭いです。(県外転勤の可能性はゼロではないみたいです)
ですので、これらは受験生に人気が高いです。
また、勤務地が田舎なところが不人気な理由は、できれば都会で仕事をしたいと思っている人が多いからです。
どちらか選べと言われたら、利便性が良くて刺激のある都会を選んでしまいますよね…
仕事内容がキツイ・地味
仕事内容がキツイもしくは地味なところも不人気な傾向があるみたいです。
体力仕事だったり、残業が多かったりすると、やっぱり敬遠したくなりますし、やってる仕事が地味なのも、魅力に欠けますよね。
国家一般職の出先機関で人気官庁と言えば
- 経済産業局
- 行政評価局
ですが、仕事内容が楽しそうだったり、やりがいがありそうな感じです。
そういったキラキラしている官庁は受験生に人気がありますが、逆にキツイ・地味なイメージの官庁は人気がありません。
ただ、イメージだけが先行して、実際は「すごく良い職場」みたいなこともあると思うので、ネットだけの情報に頼らず、説明会などに参加して「先輩の名の声」を聞いてみるのがオススメです。
知名度が低い
これはシンプルな話ですが、知名度が低いところは人気がないので、受かりやすい傾向にあります。
「なにしているかわからない」出先機関はそもそも志望しないですよね。
まあ、受験生からしてみれば、国家一般職の仕事の大半が何をしているかわからないかもしれませんが…
2.採用数が多い官庁
受かりやすい官庁の特徴として、「不人気官庁」と上で述べましたが、実は、それだけでは「受かりやすいか」は決まりません。
もう一つ「採用数が多いかどうか」も基準になります。
受験生に不人気な官庁だったとしても、採用数が少なければ、実質的な倍率は低くないので、受かりやすい官庁にはなりません。
逆に、受験生に人気な官庁でも、大規模な採用を行っていれば、案外受かりやすい官庁であることもあります。
つまり、受かりやすい官庁かを判断するときは、「不人気官庁であること」と「採用数が多いこと」を合わせてチェックする必要があります。
では、ここからは具体的な官庁について解説します。
国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁
一般的に受かりやすいと言われている官庁は下記のとおりです。
森林管理局
森林管理局は、その名の通り日本の森林や山を守り、管理する機関です。
「豊かな自然を未来に残す」という重要な役割を担っており、やりがいがあるように見えますが、受験生からはあまり人気がないようです。
その理由としては、勤務地が田舎であることが挙げられます。
森林を管理する仕事なので、どうしても僻地での勤務になります。
- 東北森林管理局→秋田市
- 関東森林管理局→前橋市
- 中部森林管理局→長野市
- 近畿中国森林管理局→大阪市
- 四国森林管理局→高知市
- 九州森林管理局→熊本市
- 他にも出先の管理署あり
やっぱり「田舎で働くのは嫌」という受験生は多いですよね。
ですが、逆に言えば
森林に興味がある
都会は疲れるから田舎がちょうどいい
人にとっては合う可能性があるので、少しでも興味があれば、説明会に参加してみてはどうでしょうか。
矯正
仕事内容は、刑務官として、刑務所や拘置所で受刑者や被収容者を管理し、更生をサポートすることです。
不人気な理由としては
- 「刑務所」というイメージに抵抗がある人が多い
- シフト制で夜間勤務がある
などが挙げられます。
キツそうというイメージがあるみたいですが、「受刑者の更正に携わる」非常にやりがいのある仕事なので、興味があればこちらも説明会で話を聞いてみてはどうでしょうか。
防衛(部隊系)
防衛省における「部隊系」の仕事内容は、自衛隊の各種部隊や基地で勤務し、部隊の運営や管理に関わる業務を担当するものです。
「日本の平和」を守ることに貢献するという非常にやりがいのある仕事ですが、不人気なのは、全国転勤があることや、勤務地が田舎であることが要因みたいです。
ただ、長期休暇が取りやすいなど「ワークライフバランスが充実している」などの情報もあったので、興味があれば一度話を聞いてみるのがオススメです。
検疫所
検疫所の主な仕事内容は、海外からの感染症の侵入を防ぐために、人、動物、食品、植物などの輸入品に対する検査・検疫を行うことです。
不人気な理由としては
- 全国転勤がある
- シフト制で夜勤がある
のがあるみたいです。
ですが、こちらもワークライフバランスが充実しているという情報もあるので、仕事内容に興味があれば、選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
入管
出入国在留管理庁(入管)は、日本に出入国する外国人の管理や、国内での在留手続きを担当する機関です。
外国と関わることができるので、国際的な分野で貢献したい人にとっては、魅力的な選択肢だと思います。
上記4つと比べると、志望者は比較的多いイメージです。
不人気な理由としては
- 全国転勤がある
- シフト制で夜間勤務がある
- 仕事内容が割とキツい
というのがあるようです。
なるほど。いくつか受かりやすい官庁はあるんだね~
そういえば、法務局や労働局は受かりやすいの?
受験生からよく名前を挙げられる官庁だね。以下解説します!
志望者は多いけど、そこまで受かりにくいわけではない法務局・労働局
法務局や労働局は、都道府県内の転勤であることなどで受験生からかなり人気です。
検察庁なんかもそれに次いで人気ですね。
人気官庁ということは、それだけライバルが多いわけなので、「受かりにくい」と思われがちです。
ですが、結論、思っているほど入るのが難しいわけではないです。
理由は2つあって
まず、1つは「採用数が多いこと」。
法務局や労働局は、他の官庁に比べて採用数が多いので、それだけ内定のチャンスが高まります。
確かにライバルは多いですが、採用枠も多いので、結果トントンって感じですね。
そして、もう一つの理由は「辞退者が多いこと」。
法務局や労働局を志望する人の大半の人は、「地方上級」や「市役所」などが第一志望で、滑り止めとして受験しています。
地元志向強めの人たちですね。
なので、どちらも受かった場合、法務局や労働局の内定は辞退されます。
志望者も多いけど、辞退者も多いので、思ったほど難しくないわけですね。
朗報:近年、国家一般職自体が受かりやすくなっている
最後に少し朗報なんですが、近年、国家一般職自体が受かりやすくなっています。
国家一般職の最近の倍率と実質倍率
令和3年 4.1倍(3.1倍)
令和4年 3.9倍(2.9倍)
令和5年 3.4倍(2.5倍)
令和6年 3.2倍(2.3倍)
※かっこが実質倍率
どんどん倍率が下がってるんですよね。
理由はいくつか考えられますが、民間企業に人材が流れているのが大きいのかなと思います。
とはいえ目指している人にとっては朗報なので、今がチャンス。
いつ倍率が上がるかわからないので、今のうちに合格したいところですね。
受かりやすい官庁ならなおさら可能性があると思います。
受かりやすい官庁にも面接対策は抜かりなく!
今回は、国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁について解説しました。
受かりやすい官庁は確かにありますが、内定をもらうためにいちばん大切なことは、面接対策をしっかり行うことです。
万全な対策をしてから挑めば、きっと内定がもらえると思います。
このブログでは、他にも国家一般職に関する記事を書いているので、良かったら参考にしてください。
以上になります。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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