ござるこんにちは、ござるです。



国家一般職で受かりやすい官庁ってどこ?



不人気官庁って、やっぱり狙い目なの?
そんな疑問を持つ受験生は多いと思います。
そこで、この記事では、国家一般職の中でも倍率が低く、採用されやすい官庁を紹介します。
不人気だけど“穴場”といわれる機関の特徴や、勤務地・採用数の傾向まで徹底解説。
「なるべく受かりやすいところを受けたい」「どこを志望すればチャンスがあるのか知りたい」
そんな人に向けて、実際のデータや受験生の声をもとにまとめました。
この記事を読めば、 “どこの官庁受かりやすいのか”がわかります。



ではまず、国家一般職で受かりやすい官庁の特徴を見ていきましょう👇
国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁の特徴


国家一般職の中でも、受かりやすい官庁にはいくつか共通点があります。
ここでは、「なぜそこが穴場になるのか?」を2つの視点から整理してみました。
1 不人気官庁である
まずひとつめは、「不人気官庁」であることです。
人気がない=志望者が少ないため、倍率が下がりやすいのは自然な話。
特に次のような特徴がある官庁は、敬遠されがちです。
- 転勤範囲が広い(地元志向の受験生には敬遠されやすい)
- 勤務地が地方や山間部(生活面や交通の不便さから避けられやすい)
- 仕事内容がきつい・地味に感じられる(現場中心・対人対応が多いケースも)
- 知名度が低く、仕事内容のイメージが湧きにくい(何をしている官庁かピンと来ない)
こうした理由で応募者が集まりにくくなるため、結果的に“受かりやすい官庁”になりやすいです。
とはいえ、不人気=悪い職場というわけではありません。
中には「仕事が合う人にとっては天職」というケースもあります。



イメージだけで判断せず、説明会やOB訪問で実際の雰囲気を知っておくのがオススメです。
2 採用数が多い
もうひとつの特徴は、「採用数が多い官庁」であること。
いくら人気が低くても、採用枠が少なければ結局は狭き門になります。
逆に、採用人数が多い官庁は、単純にチャンスが増えるわけです。
受験先を選ぶときは、人事院の「採用予定機関一覧」をチェックして、「志望者の多さ」だけでなく「採用枠の大きさ」にも注目してみてください。
https://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo/ippan/saiyo_ippan02.html
| 人気度\採用数 | 多い | 少ない |
|---|---|---|
| 高い | ▲ 中間(思ったより受かる) | ❌ 最難関寄り(受かりにくい) |
| 低い | ✅ 狙い目(受かりやすい) | ▲ 中間(枠もライバルも少なめ) |
👉 結論:最も受かりやすいのは「不人気 × 採用数が多い」官庁。
実際に受かりやすい国家一般職の官庁一覧【穴場まとめ】


ここからは、実際に「倍率が低く、採用されやすい」と言われる国家一般職の出先機関を紹介します。
いずれも受験生から敬遠されやすい要素を持ちつつ、働き方ややりがいの面では魅力がある官庁です。
🏗️地方整備局
国土交通省の出先機関で、河川・道路・ダムなどのインフラ整備などを担います。
不人気な理由としては
- 現場中心で“地味・泥臭い”イメージ
- 転勤の負担がある
- 技術職メインの職場で、事務職が肩身狭い
仕事内容が土木・現場系で専門性が高いことから、特に文系の受験生には敬遠されやすいです。
ただ、転勤に関しては希望が通りやすくなるよう配慮を行っているみたいです。



公共インフラを守る使命感のある仕事なので、気になったらチェックしてみてはどうでしょうか。
- 勤務地:全国(地方都市・現場事務所中心)
- 仕事内容:河川・道路・インフラ整備(技術職寄り)
- 人気傾向:文系志望には不向きで敬遠されやすい
- 採用数:比較的多め
- 狙い目度:★★★★☆(理系 or 土木志向なら穴場)
🌲森林管理局
森林管理局は、林野庁の地方機関として日本各地の森林を管理する役割を担っています。
自然を守る重要な仕事ですが、勤務地が山間部や地方中心になるため、都市志向の受験生には敬遠されやすいです。
また、森林管理という業務は一般の人にはイメージしにくく、「具体的に何をしているのか分からない」と感じる人が多いのも理由の一つ。
この“仕事内容の見えにくさ”が、人気を集めにくい要因になっています。



一方で、「自然の中で働きたい」「地域に貢献したい」というタイプには非常に向いており、志望がマッチすれば長く安定して働ける“隠れ優良官庁”です。
- 勤務地:山間部・地方中心(都市志向の人は敬遠)
- 仕事内容:森林の維持・管理・保全(専門性や現場対応あり)
- 人気傾向:知名度が低く、業務イメージが湧きにくい
- 採用数:少なめ
- 狙い目度:★★★☆☆(地方勤務OKならチャンス大)
🧑⚖️矯正(刑務官)
刑務所や拘置所で受刑者の更生を支援する仕事です。
社会的に重要な役割ですが、職場のイメージが特殊で、心理的なハードルが高いと感じる受験生が多い傾向にあります。
加えて、シフト勤務や夜勤のある職場という点も、ライフスタイルを重視する層からは避けられやすく、「仕事内容の負荷 × 勤務形態の特殊さ」という2つの要因が人気を下げています。



ただし、実際の職場ではチームでの支援体制や社会貢献の実感も強く、人の変化に関わることにやりがいを感じる人には非常に合う職種です。
- 勤務地:原則、採用庁を所管する管轄区域内での異動
- 勤務形態:シフト制・夜勤あり
- 人気傾向:職場イメージの心理的ハードルで敬遠されやすい
- 採用数:比較的少なめ
- 狙い目度:★★★★☆(やりがい重視なら◎)
🧫検疫所
検疫所では、海外からの感染症や食品リスクを防ぐための検査を行います。
国際的な視点で日本の安全を守る、専門性の高い仕事です。
ただし、全国転勤や夜勤のあるシフト勤務(一部の空港・海港)などの理由から志望者は少なめ。
倍率が下がりやすく、衛生や医療分野に関心がある人にとっては“実は穴場”です。



感染症対策などに関心のある人には特にオススメです。
- 勤務地:全国の港・空港
- 勤務形態:シフト制・夜勤あり
- 人気傾向:現場対応&専門性で志望者が限られる
- 採用数:少なめ
- 狙い目度:★★★☆☆(興味がある分野なら◎)
🛂入管(出入国在留管理庁)
外国人の出入国や在留管理を行う官庁で、国際的な仕事に携われます。
語学力を活かしたい人や、外国文化に興味がある人に人気。
ただし、シフト制勤務や全国転勤などの厳しさから「やや不人気」の一面も。
「国際業務=華やか」というイメージとは裏腹に、実際の現場は地道な事務・審査・対応の積み重ねが多く、
そのギャップが“人気はあるが志望が定着しにくい”結果を生んでいます。



ただし、国際関係に関心があり、現場で社会貢献したい人には非常に向いています
- 勤務地:全国(主要都市+地方空港など)
- 勤務形態:シフト制・対人業務中心
- 人気傾向:華やかイメージと実務のギャップで定着しにくい
- 採用数:多め
- 狙い目度:★★★★☆(国際志向+体力があれば◎)
🛡️防衛(部隊系)
防衛省の「部隊系」職員は、自衛隊の基地や駐屯地などで運営や管理に関わります。
特殊な仕事であることや転勤があることから人気は低め。
しかしその分、福利厚生がしっかりしており、働きやすさは抜群。
長期的に働きたい人にとっては、ワークライフバランスの良さが魅力です。



今までは全国転勤だったけど、2022年度から原則ブロック転勤に変わり、負担が減ったよ!
- 勤務地:原則ブロック内で転勤あり
- 人気傾向:転勤・体力面の負荷で志望が分散
- 待遇:福利厚生・休暇制度が充実
- 採用数:多め
- 狙い目度:★★★★☆(国の安全保障に興味があるなら◎)



そういえば法務局や労働局、検察庁はどうなの?



受験生に人気の官庁だね!次で解説します!
人気だけど意外と狙いやすい官庁【法務局・労働局・検察庁】


法務局や労働局、検察庁は、国家一般職の中でも人気が高い官庁です。
「転勤範囲が狭い」「仕事の内容がイメージしやすい」という理由で、受験生からの志望が集中します。
しかし、実際には、「人気=受かりにくい」とは限らないんです。
むしろ構造的に“チャンスがある官庁”と言えると思ってます。
⚖️ 法務局
法務局は、登記や戸籍、供託など、国民生活に密接に関わる業務を担当しています。
「法律に関わる安定した仕事」「地元で長く働ける」という理由で人気が高め。
でも、受かりにくそうに見えて、実際は採用数と辞退率の関係で狙い目です。
✨狙いやすい理由
採用数が非常に多い(100人以上/年)
→ 全国に出先があり、地方ごとに多数の枠がある。
辞退率が高い
→ 地元志向の受験生が多く、地方上級に受かるとそちらを優先される。
業務が幅広く、人物重視採用
→ 法学部以外でも採用されやすく、チャンスの裾野が広い。
- 勤務地:基本的に都道府県単位
- 仕事内容:登記・戸籍・供託などの法務事務
- 人気傾向:地元勤務希望者に特に人気
- 採用数:年100〜200人前後(大規模)
- 狙い目度:★★★☆☆(人気でも枠数と辞退率でチャンスあり)
🧑💼 労働局
労働局は、ハローワークの運営や労働基準監督、雇用政策などを行う厚生労働省の出先機関です。
こちらも「転勤が県内中心」「社会貢献性が高い」として毎年人気。
でも実際は、 “辞退率の高さ”と“採用枠の広さ”があるためチャンスありです。
✨狙いやすい理由
採用数が非常に多い(100人以上/年)
→ 全国各県に1局+多数の出先(労働基準監督署等)。
滑り止め受験者が多く辞退率が高い
→ 「地方上級」「市役所」第一志望組が多数受験。
業務が幅広く、職員の多様性を重視
→ コミュニケーション力重視で、面接評価が安定しやすい。
- 勤務地:基本的に都道府県単位
- 仕事内容:労働基準監督・職業安定・雇用対策など
- 人気傾向:地元勤務希望者に特に人気
- 採用数:年100〜200人前後(大規模)
- 狙い目度:★★★★☆(人気でも辞退率もかなり高い)
👮検察庁
検察庁は、刑事事件の捜査を行い、犯罪を犯した人を裁判にかけるかどうかを判断する機関です。
法務局と同じく“法務省系”で、転勤負担が少ないことから人気が高いですが、上2つと比べると採用数が若干少なめです。
ただし、仕事内容の明確さとやりがいから、面接での熱意が評価されやすい職場でもあります。
✨狙いやすい理由
人物重視の採用傾向
→ 検察庁は「誠実さ・協調性・責任感」を重視する面接評価が中心。学歴や専門知識よりも“人柄”で評価されやすい。
志望動機が明確な人が強い
→ 「法に関わる仕事がしたい」「正義を支えたい」などの動機が明確だと、面接官の印象が良く通りやすい。
採用数も安定している
→ 法務局や労働局と比べると若干少ないが、毎年安定した採用数がある。
- 勤務地:基本的に都道府県単位(県外異動の可能性アリ)
- 仕事内容:刑事事件の捜査補助
- 人気傾向:法務系志望者に人気が集中
- 採用数:年100人~150人前後(大規模)
- 狙い目度:★★★☆☆(志望動機・人物評価次第で◎)


「自分に合う官庁を選べばチャンスがある」──実はそれだけじゃありません。



近年は国家一般職全体が以前より受かりやすくなっている傾向もあります。
近年、国家一般職が全体的に受かりやすくなっている





最近の国家一般職、前より受かりやすいって聞いたけど!
もしかしたら、こんな噂を聞いた受験生もいるかもしれません。
それは本当で、実際、データを見ても倍率は年々下がり続けているんです。
📉国家一般職の倍率推移
| 年度 | 倍率(実質倍率) |
|---|---|
| 令和3年 | 4.1倍(3.1倍) |
| 令和4年 | 3.9倍(2.9倍) |
| 令和5年 | 3.4倍(2.5倍) |
| 令和6年 | 3.2倍(2.3倍) |
| 令和7年 | 3.0倍(2.2倍) |
(※人事院発表の結果より作成)
ここ数年で、実質倍率は約1倍近く低下しています。
📉なぜ倍率が下がっているのか?【公務員離れが進行中】
近年の倍率低下の背景には、「民間志向の強まり」=公務員離れがあります。
主な理由は次の3つです。
1.民間企業の待遇・柔軟性が上がった
初任給アップやリモート導入などで、民間の魅力が増している。
2.試験準備の負担が大きい
科目数が多く、民間就活との両立が難しいと感じる学生が多い。
3.民間内定が早まり、途中辞退が増えている
内定を早く得た学生が、公務員試験を受け切る前に離脱している。
倍率が下がっている=「合格が簡単になった」ではありません。
でも、確実に努力が報われやすくなっているのは事実です。



みんな民間に流れてる今こそ、本気で目指す人にはチャンス!
【まとめ】受かりやすい官庁にも面接対策は抜かりなく!


ここまで見てきたように、「受かりやすい官庁」は確かに存在します。
でも最終的に内定をつかむには、面接対策が最重要です。
筆記で上位に入っても、人物評価で落ちるケースは少なくありません。
特に最近の国家一般職の「人物重視」の傾向が強まっており、官庁訪問などの面接での印象が合否を大きく左右します。
💡面接対策で意識すべき3つのポイント
1.志望動機を“官庁ごと”に言語化する
→ どの官庁でも使える汎用的な回答は印象に残りにくい。
その官庁ならではの理由(業務・使命感・地域性)を入れる。
2.仕事内容を具体的に理解しておく
→ 面接官から「業務イメージがあるか」を見られる。
出先機関の説明会や公式サイトを事前にチェックしておこう。
3.話し方・印象を整える
→ 明るくハキハキ話すだけで評価が上がる。
見た目・表情・声のトーンは想像以上に重要。



受かりやすい官庁”を選ぶのはスタート地点。最後の決め手は、面接でのあなたの印象です!
✅まとめ:チャンスを活かす準備をしよう
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 官庁選び | 不人気・採用数・勤務地で差が出る |
| 倍率傾向 | 全体的に下がっており今が狙い目 |
| 面接対策 | 人物重視が進み“最後の決め手”に |
→ 今はチャンスが広がっている時期。しっかり準備して、今年に内定をつかもう。
今回は、国家一般職の出先機関で受かりやすい官庁について紹介しました。
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最後まで読んでくれてありがとうございました!










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