【公務員】地方上級は難しすぎる!?→そこまで恐れないでOK!

ござる

こんにちは。ござるです。

地方上級は難しすぎると言われているけど、自分でも合格できるかな…?

今回は、こんな悩みを解決する記事になっています。

地方上級とは、「大卒程度の県庁・政令指定都市の採用試験」のことです。

※受験業界用語で、実際の試験の名前ではありません。

まず、結論から言いますと、

地方上級は難しすぎるわけではありません。努力次第で合格可能

です。

以下詳しく解説していきますね。

目次

結論:地方上級は難しすぎるわけではない。努力次第で合格可能!

「地方上級は難しすぎる」というのを聞いて

自分では合格できないかも…

と思うかもしれません。

僕も受験生のときに地方上級試験を受けましたが、

「そこまで恐れないでOK」というのが正直な感想です。

頭の良い人しか合格できない試験でもないですし、努力次第で合格は可能です。

ただ、合格するためには、それ相応の努力は必要になってきまして

問題は、「合格に必要な努力をあなたが継続できるか」ですね。

こんなことを言っても、まだ不安だと思うので、次に「地方上級が難しすぎると言われる理由」を見ていきましょう。

地方上級が難しすぎると言われる理由

理由1 試験範囲が膨大だから

地方上級の試験科目は、「教養科目」と「専門科目」があり、合わせて約30科目あります。

教養科目

専門科目

  • 英文
  • 現代文
  • 数的推理
  • 判断推理
  • 資料解釈
  • 数学
  • 物理
  • 化学
  • 生物
  • 地学
  • 日本史
  • 世界史
  • 地理
  • 政治
  • 法律
  • 経済
  • 社会
  • 憲法
  • 行政法
  • 民法
  • 刑法
  • 労働法
  • 経済原論
  • 財政学
  • 政治学
  • 行政学
  • 社会政策
  • 国際関係
  • 経営学

大学受験でも、5教科7科目だったのに、範囲広すぎない…?

と思いますよね。

ただ、大学受験ほど1科目にボリュームがあるわけではなく、中には勉強しない科目も作れたりするので、範囲がめちゃくちゃ広いわけではないです。

地方上級の合格に必要な勉強時間は、およそ1000時間と言われていて

これは1日3時間の勉強を1年間、1日6時間の勉強を6ヶ月できれば達成できます。

それでも普通に大変じゃない…?

実際に勉強をした感想を言うと

ござる

確かに大変です。

ござる

ただ、勉強を習慣化して、コツコツ積み重ねていけば達成できる勉強量だと思います。

試験勉強をしていて大変なのは、モチベの維持なので、仲間と切磋琢磨したり、気分転換に遊んだりして乗り越えたいですね。

理由2 過去問が公開されていないから

地方上級の試験問題は、実は持ち帰りが禁じられています。

なので、過去問がネットなどに載っていないんですね。

じゃあどうしたら良いんだ!

っていう話ですが、一応再現問題が出版されているので、それを使用するのが一般的です。

もちろん完璧に同じ問題ではないですが、傾向を知って対策することができます。

そして、地方上級の問題の特徴として

クセのある問題が多いこと

が挙げられます。

国家一般職のような王道的な問題だけでなく、変化球のようなマイナーな知識を問う問題も出たりするので、点数が伸びづらいです。

説明するよりも、実際に再現問題に触れてもらったほうがわかりやすいと思うので、早めに問題を見ておくのがオススメです。

ござる

ただ、基本的には国家一般職などの試験勉強と変わらないので、そこまで気にしなくて大丈夫です!

理由3 試験の倍率が高いから

地方公務員は、未だに人気が高く、試験の倍率が高めです。

地方公務員全体の倍率

2018年 5.8倍 

2019年 5.6倍

2020年 5.9倍

2021年 5.8倍

2022年 5.2倍          

参照元 総務省 「地方公務員における働き方改革に係る状況~令和4年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果の概要~  

毎年5~6倍で推移していますね。

受ける職種や自治体によって変わってきますが、大体の平均はこのぐらいですね。

5人に1人しか受からないなら無理だ!

と思ったあなた!

大丈夫。そこまで心配しなくてOKです。

なぜなら、受験者全員が本気で合格を目指しているわけではないからなんですね。

民間企業に就職する予定だけど一応受験しに来た人

受かる気はないけど記念受験した人

こうした人も含まれるので、実質的な倍率はもっと低いです。

最初の倍率は5~6倍程度ありますが、筆記試験が終わると、倍率は2倍程度に落ち着きます。

ちょっといけそうな気がしてきましたよね。

結局のところ合格できるかは自分次第なので、倍率を気にしてもあまり意味はありません。

一つ言えるのは、倍率が高いのを理由に諦めなくても良いということ。

ござる

自分の勉強や面接対策に集中しましょう!

理由4 合格者は高学歴ばかりだから

地方上級は高学歴の人しか合格できないのでは?

確かにそんなイメージありますよね。

ござる

僕も同じような考えを持っていました…

僕は地方の市役所に入庁しましたが、

実際のところ一番多かったのは、地元や周辺の国公立大学出身の人です。

次いで、地元の私立大学(Fラン)、旧帝大、MARCH、関関同立なんかが多かったですね。

地元の国公立大学がボリュームゾーンなので、それなりに地元で優秀な人が入っているみたいな感じですね。

ただ、公務員試験の合否に学歴は一切関係ありません。

自分が低学歴だったとしても、筆記試験と面接試験を突破すれば、合格できるのが公務員試験です。

地方上級の問題の難易度は、繰り返し勉強すれば理解できるレベルで、才能が必要でもありません。

やればやるだけ成績が伸びるので、努力でカバーすることが可能です。

ござる

なので、学歴も気にしなくてOKです!

ここまで、「地方上級が難しすぎると言われる理由」について解説しました。

「どの理由も気にする必要はない」というのが結論なので、合格を目指して頑張ってほしいと思います。

最後に、地方上級に合格するためのアドバイスをお伝えします。

地方上級の合格を目指す君へ!先輩からアドバイス

1.面接重視の傾向があるので、面接対策を怠らないこと

地方上級は、近年、面接重視の傾向にあります。

いくら筆記試験で点数が良かったとしても、面接での印象が良くないとフツーに落とされてしまいます。

なので、面接対策はガッツリやってください。

面接に苦手意識のある人は特に。

面接が上達する方法はいたってシンプルで

面接対策のノウハウをブログやYouTube・書籍で学ぶ

模擬面接に挑戦する

面接官からフィードバックをもらって修正する

これをひたすら繰り返してください。

大切なことは、逃げずに模擬面接に挑戦することです。

失敗してもいいんで、ガンガン実践経験を積んでください。

ござる

それが上達への近道です!

2.目標の勉強時間は1000時間。目標ボーダーは6割。

勉強するうえで、目標みたいなのがあるとわかりやすいですよね。

ざっくりですが

合格するために必要な勉強時間は1000時間。

筆記試験の突破に必要なボーダーは6割。

こちらを目標にやってもらえばと思います。

ボーダー6割と書きましたが、実際はもう少し低くても突破可能みたいです。

ただ、余裕を持って6割目標で良いのではないでしょうか。

自治体によって異なるので一概には言えませんが、大体こんなはずです。

1年間の時期別の勉強時間については【公務員試験】何時間勉強すればいい!?1年間の勉強時間を解説します!の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

3.国家一般職に合格するための勉強をすればOK!

地方上級は、過去問が非公開だけどどうやって勉強すればいいの?

答えは、国家一般職に合格するための勉強をすればOKです。

国家一般職は、地方上級と同じような難易度・日程で構成されています。

つまり、国家一般職の対策をしていれば、地方上級の対策もできるので、一石二鳥なんですね。

詳しい勉強法については、【公務員試験】情報が少ない!?地方上級の勉強法や問題の特徴について解説します!で解説しています。

地方上級は難しすぎるわけではないから、挑戦する価値あり!

今回は、「地方上級は難しすぎる?」というテーマで解説しました。

結論、難しすぎるわけではないので、諦めずにぜひ挑戦してほしいと思います。

公務員試験は、メンタル的にも辛いので、無理はせず、自分のペースで頑張ってください。

コツコツ積み重ねていった先には、合格が待っていますよ!

ござる

応援しています!

以上になります。

ござる

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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この記事を書いた人

現役市役所職員。
受験生の時に独学で公務員試験を勉強をする。
独学で得た知識と経験を発信し、受験生の皆さんの力になりたいと思っています。
「本当に必要なことだけを書く」をモットーに頑張ります。
※このブログは収益化を一切していません。

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