
こんにちは。ござるです。



国家一般職の専門科目は何を選択したらいいかわからないよー
今回はこんな受験生の疑問に答えていきます。
国家一般職の専門科目は、16科目の中から8科目を選択する方式で、どの科目を選択すれば良いのかわからない人も多いと思います。
実際、僕自身も受験生のときにかなり悩みました。
「これ選んで大丈夫かな…」「本番で全然解けなかったらどうしよう」って不安になった経験があります。
なので、この記事では
- 科目を選ぶときの判断基準とポイント
- 各科目のおすすめ度ランキングと特徴
を整理して解説していきます。
本音でぶっちゃけた内容になってますので、少しでも参考になれば幸いです。
国家一般職の専門科目の選び方|判断基準とポイント


試験本番の判断基準→勉強してきた科目優先、4問解けそうなら選択しよう!
まず、実践的に試験本番のお話から。
試験が始まると、16科目から8科目を選択して解いていきますが、基本的に今まで勉強してきた科目から解いていくようにしてください。(当たり前)
そして、選択するときの基準は、パッと見て1科目の5問中、4問解けそうなら選択しましょう。



各科目4問解ければ、全部で32問解けることになるので、大体どこの地域も一次試験のボーダーを超えることができます。
パッと見て3問解けそうは、審議のランプです。他にもっと解けそうな科目が無いか確認して、無さそうなら選択です。
パッと見て2問解けそうは、選択しないほうが良いです。他の科目で解けそうなのを探しましょう。
選択する科目は試験本番に変わるかもしれない
ひとつ頭に入れておいてほしいのは、「事前に選ぶ想定をしていた科目」と「実際に選択した科目」は違う可能性があるということです。
僕の体験を話すと、地方上級と併願していたので、選択しようと思ってた科目は
政治学、行政学、憲法、行政法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、ミクロ経済学、マクロ経済学
だったのですが、その年のマクロ経済学が(勉強不足で)難しかったので、実際は
政治学、行政学、憲法、行政法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、ミクロ経済学、財政学・経済事情
を選択しました。
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選ぶはずだった科目が全然解けなかったら、多分すごく焦ると思います…
なので、本番で難化するかもしれないことを想定して、「選択する予定の8科目」の他に「2科目」ぐらい考えておくのをオススメします。
選ぶべき科目の判断基準→難易度・コスパ・汎用性
次にどんな科目を選ぶべきですが、判断基準は3つあって、「難易度」「コスパ」「汎用性」です。
- 難易度→その科目自体の解きやすさ
- コスパ→勉強時間に対してどれくらい点数が見込めるか
- 汎用性→ほかの試験でも使える科目か
難易度
まずはその科目自体の解きやすさ。
「勉強したら素直に点が伸びる科目」なのか、それとも「頑張っても得点が安定しにくい科目」なのかを見極めることが大切です。
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いわゆる「地雷科目」というものがあったりするので、そういったものは避けていきましょう
コスパ
「勉強時間に対してどれくらい点数が見込めるか」という観点。
範囲が広くて膨大な暗記が必要なのに、出題数が少ない科目はコスパが悪いですからね。
逆に、出題数が多くて安定して得点できる科目は、多少時間をかけても回収できます。



時間対効果が高いものから選んでいきましょう!
汎用性
最後に「他の試験でも使えるかどうか」。
国家一般職って、併願で受ける人がほとんどだと思うので、他の試験種でも使う科目を優先的に選んでください。



わざわざ新しい科目を勉強する必要はないですよ
では、上で挙げた判断基準をもとに、「国家一般職のおすすめの専門科目ランキング」を解説していきます。
国家一般職の専門科目のおすすめ度評価


それでは国家一般職の各科目を
- 難易度
- コスパ
- 汎用性(他の試験でも使うか)
の3点からおすすめ度を評価していきます。
基本的に国家一般職は併願で受ける方が多いですが、そういった方は他の試験で勉強している科目と同じものを選択するのが鉄則です。
憲法【選択するべき★★★】
憲法は、「内容が難しくない」「安定して点が取れる」「他の試験でも使う」ことからぜひ選択してほしい科目です。
科目自体が易しいため、若干、細かい知識の出題が目立つところは注意が必要ですが、ほとんどの人が選択すると思うので、頑張るしかないですね。



みんな大好き憲法!
行政法【選択するべき★★★】
憲法に続き、行政法も選択するべき科目です。
ほとんどの試験で出題されるので、選択する人が多いと思います。
難易度は憲法よりもやや難しく、民法よりは易しいぐらいですので、しっかり取り組めば点数が取れる科目です。



憲法と並んで鉄板科目!
ミクロ経済学【選択するべき★★★】
ミクロ経済学は、マクロ経済学と比べると理解しやすく、複雑な問題も少ないため、経済学が苦手な人でも選択できる科目です。
また、国家一般職の経済学は、それほどクセのある問題は出題されないので、過去問で十分対策できる点も良いところです。



経済系が苦手な人でもミクロは大丈夫なはず!
マクロ経済学【できれば選択したい★★】
マクロ経済学は、ミクロ経済学と比較すると理解が難しい科目だと思います。
僕も一から概念を理解しようとしましたが、結局よくわからないままだった部分もありました。
しかし、マクロ経済学の概念が完全に理解できなくても、割り切って「問題が解ける状態」にすることは可能なので、経済学が苦手じゃない人は選択したい科目です。
勉強したけど難しくて無理だと思った人は、財政学・経済事情などを選択すれば良いと思います。
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解けたら良いんだ・・・
民法Ⅰ・Ⅱ【できれば選択したい★★】
公務員試験の難関科目である民法は、選択したくない受験生も多いと思います。
内容は複雑、範囲は膨大と諦めたくなる気持ちもわかります。
ただ、民法は、粘り強く勉強すれば、安定して点が取れる科目なので、できれば選びたいところです。
国家一般職の民法はⅠとⅡを合わせて最大10問出題されるので、得意になれば、得点源になりますよ!



嫌われがちな科目だけど、覚えてしまえば強い味方!
財政学・経済事情【おすすめ★★】
他の試験でも出題されることから、勉強している人が多く、比較的安定している科目なので、個人的にはオススメの科目です。
「問題見て解けそうだったら選ぼうかなー」って感じで良いと思います。時事の勉強も忘れずに。



マクロが解けないときの代わり科目!?
行政学・社会学【おすすめ★★】
他の試験でも勉強している人が多いことや、近年、難易度がそれほど高くないことからおすすめできる科目です。
ただ、難易度は本番になってみないとわからないところもあるので、「まるごとパスワード」みたいな薄めの参考書でしか勉強していない人が選択する場合は、他に「保険科目」を考えておくと安心だと思います。



ガッツリ対策するならスー過去!
英語(基礎)【得意ならアリ★★】
難易度は大学センター試験(共通テスト)に毛が生えたぐらいで、英語が得意な人が選択するのはアリだと思います。
ただ、「大学に入ってから全然英語勉強していない人」や、「英語が得意ではない人」は、無難に勉強してきた科目を選択するのが良いかと思います。
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英語サボらなければよかった・・・
政治学・国際関係・経営学【地雷科目★】
国家一般職の中でも難易度が安定せず、「地雷科目」と呼ばれているのがこの辺りの科目になります。
勉強したけど、めちゃくちゃ難しい年だったとなる可能性を考えたら、選ばないほうが無難かもしれません。
勉強してきて自信があるなら挑戦するのはアリですが…
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受験生のときは何も知らずに政治学を解いたよ…
教育学・心理学【国家一般職重視ならアリ★】
この2科目は、難易度はそこまで高くないし、勉強したら点数が取れる科目になります。
ただ、あまり他の試験で使わない点がネックですね。
国家一般職が第一志望ではない人は、コスパが悪いので選択しなくていいかなと。
ただ、僕が受験した年は、教育学が初見で解けるほど簡単だったみたいで、そういうラッキーな年もあるかもしれないですね。



大学で専攻している人もいるかも
英語(一般)【超得意なら…★】
TOEIC800点帰国子女レベルの超難関科目です。
普通の人はスルーしましょう。
英語が超得意な人だけ選択できます。
うーん、一般という言葉に騙されないで。
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ちんぷんかんぷん
まとめ


今回は、「国家一般職の専門科目は何を選択するべきか」について解説しました。
まとめると
- 選択する基準はパッと見て4問解けそう
- 選択する科目の候補は10科目ぐらいもっておこう!
- 自分が一番点数が取れそうな科目を選択しよう!
専門科目の勉強をするにあたって、「捨て科目」はどれを選べば良いかわからない人は【公務員試験】専門科目の「捨て科目」はコレだ!で解説していますので、よかったら見てください。
記事は以上になります。



最後まで読んでくれてありがとうございました!
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