【後悔する?】新卒で公務員はもったいないのか真剣に考えてみた!

ござる

こんにちは。ござるです。

最近、ネットの情報などを見ていると

「新卒で公務員はもったいない」

などと言われたりしています。

「新卒で公務員を目指している人」や

「新卒で公務員と民間のどちらに就職するか迷っている人」

にとっては正直そこは気になりますよね。

なので、今回は「新卒で公務員はもったいないのか」真剣に考えてみたいと思います!

ござる

僕は、新卒で入った現役の公務員ですが、あくまで公平な目線で解説していきたいと思いますので、是非ご覧ください。

目次

新卒で公務員はもったいないと言われる理由

理由1 スキルが身につかず、転職が難しいから

公務員でよく言われるのが、「スキルが身につかない」ということです。

ござる

コレに関しては正直その通りで、実際に働いてても思います。

なぜなら、公務員は数年おきに異動があるため、専門的な知識やスキルがつきづらい環境なんですね。

いわゆるゼネラリスト(幅広く業務ができる人)を育成するのが公務員と言えます。

また、公務員は、利益を追求しない独特の組織風土があるため、外の民間企業とはギャップがあるんですね。

こうしたことから、公務員は転職が難しいと言われています。

中途採用の場合は、即戦力であることが期待されるので、専門性がないとどうしても転職活動は大変になりますよね。

理由2 公務員は新卒でなくてもなれるから

公務員は基本的に新卒でなくてもなることができますが、採用には年齢制限があります。

  • 国家公務員 30歳まで
  • 地方公務員 30歳~35歳ぐらいまで(年齢緩和の傾向あり)

つまり、この年齢までは公務員になるチャンスはあるわけなので、必ずしも新卒で公務員になる必要はないっていうわけですね。

ただし、新卒で公務員になるメリットがないかと言われると、そんなことはありません。

新卒で公務員になるメリット

  • ポテンシャル採用ということで、じっくり育ててくれる
  • 同じ年になったときに中途採用の人より給料が良い

まず、新卒採用ということで、じっくり育ててくれる傾向にあります。いきなり難しい役割を任されるわけではないので、経験を積みながら徐々にステップアップすることができます。

また、同じ年齢で比較した時に中途採用の人より給料が良いです。

民間企業から中途採用の人は、職歴加算の換算率が基本的に0.8です。

つまり、民間企業で10年働いたとしても、8年分として計算され、2年下の職員と同じ給料になるわけですね。

なので、一応新卒で公務員になるメリットはあるわけですね。

また、中途採用の場合は、働きながら公務員試験の勉強や、面接対策をしないといけないので、結構大変です。

ござる

新卒でなくても公務員にはなることはできますが、中途採用は中途採用で大変なのは覚悟しておいたほうが良いかもしれません。

理由3 大企業に比べて給料が安いから

給料に関しては正直そのとおりですとしか言いようがないですね。

公務員の20代の給料は、300万~450万円ぐらいに対して

大企業の20代であれば、400万円以上はあったりします。

ござる

大企業の中でも上の方となると、平均でも600万円近くあったりしますからね…

公務員は年功序列で、働く年数が長くなればなるほど旨味が出てきますが、

若いうちからお金を稼ぎたいなら、民間の大企業一択ですね。

ただ、給料の話って「都会」と「地方」では少し話が違います。

例えば、東京や大阪といった「都会」であれば、大企業もたくさんあるので、公務員より給料が良いところは探せばいくらでもあります。

しかし、「地方」とかだと、そもそも仕事があまりなく、当然大企業もないので、地方の中だと公務員がトップクラスの給料みたいな感じだったりするんですね。

なので、「地方」で仕事を探している人にとっては、「給料が安いからもったいない」というのはちょっと違うわけですね。

理由4 公務員試験の勉強が大変で、大学生活がもったいないから

新卒で公務員を目指すとなると、大学生活の時間を犠牲にして、公務員試験の勉強に励まなければいけません。

貴重な大学生活なので

その一部を公務員試験の勉強に使うなんてもったいないよー

って言う人もいるわけなんですね。

公務員試験の勉強は、1年間で1000時間ぐらいするので、確かにその時間を他の有意義なことに使いたいという意見は理解できます。

ござる

ただ、僕は結構ポジティブに考えていて、公務員試験の勉強をした経験は無駄じゃないと思っています。

公務員試験では、社会で使える基礎知識を学ぶことができます。

憲法、行政法、民法、経済学などを勉強することで、普段の何気ないニュースが理解できるようになったりします。

物事に対する視野が広がったり、正しい理解ができるようになるわけなんですね。

ござる

なので、決して無駄ではないんじゃないかなと。

また、民間企業の就活であっても、気合い入れてやっている人は、かなり就活対策に時間を割いていますからね。

いわゆる「就活ガチ勢」というやつですが、

ES、インターン、SPIの勉強、OB訪問などやることは結構あります。

どっちにしろもったいないと感じる時間はあるんじゃないかなとは思いますね。

ござる

まあ、公務員試験の方が大変なのはその通りですが…

理由5 仕事が激務でストレスがたまるから

これは新卒とか関係ないですが、公務員は「仕事が激務でストレスがたまる仕事」であることから、入ったことを後悔する可能性はあります。

もちろん全ての公務員が「激務でストレスのたまる仕事」をしているわけではありません。

職種や部署によって全く異なるので、一概には言えませんが、一つ言えるのは「公務員=楽な仕事」と思っていると後悔する可能性があるということですね。

職員の数は減少しているのに、仕事の量は増加しているため、一人当たりの業務の負担が増えつつある印象です。

ござる

ただ、民間でも、激務なブラック企業なんていくらでもありますからね…

結局のところ、「公務員」「民間」に関わらず、「勤務先」次第ですね。

では、まとめに入っていきます。

結論:ずっと公務員として働くなら、もったいなくはない。ただし、将来は何が起こるかわからない。

ここまで、「新卒で公務員はもったいない理由」について見てきましたが、

僕の感想として、やっぱり一番ネックなのは、「スキルが身につかず、転職が難しい」ところかなと思います。

逆に言えば、公務員としてずっと働き続けるのであれば、新卒で公務員という選択肢はもったいなくはないんじゃないかと。

別にスキルが身につかないとか関係ないですからね。

ただ、頭に入れておくべきなのは、「将来はなにが起こるかわからない」ということですね!

ずっと公務員として働き続けるキャリアを描いていたとしても

  • 激務
  • 人間関係
  • ハラスメント

などで悩まされ、辞めたいと思うかもしれないですし

  • もっと良い給料が欲しい
  • 新しいことにチャレンジしたい
  • やりたいことが見つかった

みたいに価値観が変化する可能性もあります。

そうなったときに

新卒で公務員になったのはもったいなかったな。

と思う可能性はあるわけですね。

ただ、将来のことは誰にもわかりません。

「公務員」か「民間企業」かで悩んでいる人は、現時点での自分が思う「最善の選択」をしてほしいと思います。

たとえ「後悔」したとしても、それからの自分の努力次第で道は切り開けると思うので。

ござる

過去は振り返らず、前を向いていきたいですね。

記事は以上になります。

ござる

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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この記事を書いた人

現役市役所職員。
受験生の時に独学で公務員試験を勉強をする。
独学で得た知識と経験を発信し、受験生の皆さんの力になりたいと思っています。
「本当に必要なことだけを書く」をモットーに頑張ります。
※このブログは収益化を一切していません。

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